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あん

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映画を観るときは
基本
まっさらな状態です

前情報は極力入れません

そのほうが自分が楽しめるからです

感想もなるべくネタバレにならないように
しております

あん も
「良かったよ~」とは聞いてましたが
樹木 希林さん演じる徳江が
あんこを練る過程の映画かと思ってました。

ところが
観て驚きました

辛くて悲しすぎました

必然で持ち合わせた環境の中
精一杯生きている人たち

その人たちを
隔離せざるを得なかった歴史

過去の常識は
今の非常識となったとしても

消せない思いと感情

話はフィクションでも
映画の中で沢山の事実があります

観ていて
辛くて、辛くて・・・

どら焼き屋さん「どら春」の店主 千太郎(永瀬 正敏)が
とても良い役どころでした

観ている私も辛かったけど
千太郎は
とても優しい人だから
苦しんでました。

映画の中
希林さんの孫 内田伽羅さんが
本当にナチュラルな演技で
さりげなく存在感を強く出してて
凄いと思いました

人が差別なく生きられる世の中であるためにはどうしたら良いのでしょう。
誰もが温かく手を差し伸べられる世の中でありますよう

私たちにできることはなんだろうか・・・

深く深く考えました。



上のDVDにプリントされてる文章は
映画中の徳江のですが
樹木さんが書いたものでしょう。

下の文章は亡くなる直前の
樹木 希林さんの直筆

同じですね



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映画の中で
千太郎が 徳江のお手製塩昆布を食べて
作り方を知りたかったのに
はっきりと
「教えません」と断られてました

これこそ
つくる人それぞれ
自分の味だと思いますが
私は
徳江さんの
生きざまが沢山詰まった
塩昆布に会いたくて、

徳江さんの気持ちを
感じながら
いろんなレシピをみながら
じっくり ゆっくり
塩昆布を炊いてみました

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徳江さん
日本が良い国になると良いですね

そして
樹木 希林さん
素晴らしい役を演じてくださり
ありがとうございました

天国で
楽しく生きてくださいね。


by kokoayuki | 2018-12-12 20:35 | 映画