2013年 02月 22日
王になった男
「王になった男」
李朝鮮時代。
王と瓜二つだった道化のハソン。
大臣たちの陰謀の気配が渦巻く宮中での不安から、暴君と化していた光海。
。ある日、病床についたことをきっかけに、ハソンが極秘の代役として王にすり替わる計画が実行される。
偽物の王が、本物の王に成り済まして政治の矢面に立つ15日間。その中でハソンは、最初は戸惑いながらも、次第に操り人形ではない民のことを考える真の王として周りを魅力していくのだが。(映画HPより)
とても面白いコメディのようなタッチで始まった映画。
会場は笑い声が絶えません。
が、
途中から
真剣な内容になります。
(そんなとき、2人となりの50代の女性の携帯着信音が^^:それも「トイレの神様」さっさと
電源切ってくれればいいのに、ご丁寧にメールだか着信先のチェックまでしてました。携帯の明るさって
シアター全体にわかるくらい目立つんです)
上に立つもの
国の王として
どうあるか、
国民に対してどうあるか。
偽りの王ハソンが
わが身を滅し
部下に対し
訴えるシーンは胸が熱くなります。
上に立つもの
権力で心までは支配できません。
芯の心で
相手の心を揺さぶり
生き方までも変えるときがあります。
最後斬首になってしまったハソンですが
光海に大きな気づきを与えたことに
敬意を表したいのは
部下、国民だけでなく
私たち観客もでしょう。