僕等がいた 後篇

高橋は
矢野を「バカ!」という。

私も
矢野って本当にバカだと思った。

「高橋は強い」

そんなはず無いじゃん。

人は、弱さを強さに見せかけて生きている。

「高橋は強い」


その矢野の台詞で
私の記憶は独身時代に戻ってしまった。

それから30分くらい、
ストーリーに関係なくずっと泣いた。

「人は強くない!強くない!」
そう思った。

私が独身の時
大恋愛と遠距離恋愛の末、訪れた別れ。
受け入れられない私は、
1人時間を仕事の残業にあてて
気を紛らわせていた。
支店長と二人になったある日の残業の時。
支店長がふいに
「カレとは別れたけど、良かったんじゃないか?」と言った。
その途端、
こらえてた、自分は強い!と嘘をついていた全ての感情が溢れてしまった。
ただ、泣くだけの私に支店長は
「そんな男はやめなさい」
と言った。

とっても残業どころじゃなくなった。
そんな私を支店長は飲みに誘った。
飲みに行っている間もずっと涙が止まらなかった。

日付が変わろうとしたので
「そろそろ帰りましょうか。」と言うと
支店長はタバコを吸って
「もう少し飲んでいくわ。娘を見てるようで、辛すぎるよ。」と。
支店長には同年代の娘さんがいた・・・。

この日強いように見せかけていた私は弱くなった。

矢野は
高橋より
目の前でおぼれた人を助けた。

私の元カレもそうだった。

矢野のいろんな辛さも分かる。
本橋の気持ちも分かる。
山本の気持ちも分かる
竹内の気持ちも・・・・

だから
もう少し観ていたかった。

登場人物みんなの
純粋な気持ち
それだけで
十分すぎる恋愛映画だった。

自分の気持ちに純粋であることが
未来を呼び寄せるのだと思った。

「好きだ。バカ!」
高橋のその台詞が
切なく、苦しく、愛らしい。

待つことの重み。
信じることの重み。

独身時代の私には全く持てなかった。

待とうと努力した高橋は凄いと思う。

観てよかった~
感動でした。・・・・


PS・・・恋愛ものは
HAPPY ENDが好き。
あ、客席、おじさま1人とか観に来てました。
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by kokoayuki | 2012-04-23 20:39 | 映画 | Comments(0)